人妻官能小説 家庭内盗撮の妄想

官能小説

 

四人のクイーン

― 渡瀬ミク、星野ひかる、伝説の女神たちは何処へ? ―



「さあ、さっさと私の足を舐めるんだよ。グズだねぇ、お前は!」
 後ろ手に縛られて正座させられた私に、容赦なく響くムチの音。
「ひぃー、じょ、女王様、どうかお許しを」
・・・ではなくて、今回は思い出のAVクイーンのお話です。

 「AV女優」という直球勝負なタイトルの本があります。現役・OGの女優さん方に著者がインタビューした内容をまとめたものです。それを昨夜、部屋の本棚からふと手に取ってみました。

 クイーンというからには、一時代を築いてなければならないという見方もあるけど、そう堅い事を言わず、思い出深い女優さん達のことを、トランプの四つのスートになぞらえて書いてみます。例え歳がわかっても、見て見ぬ振りをしてくださいね。(笑)




 まずは、星野ひかる。この子は、今なお語り継がれる伝説の乙女。例えれば、ハートのクイーン、というより、プリンセスですね。非アダルトのアイドルとしても通用したんじゃないかな、マジで。そう言われる美人AV嬢は何人かいるけど、この子は別格の可愛さでした。

 彼女は、前職がOLだったような記憶があります。AV女優らしからぬ清純さが、ウリだったのでしょう。演技でなく、素の性格の良さが作品によく出ていたように思います。その意味では、いわゆるアイドルよりも、もっとスレていないイメージでした。

 わずか7ヶ月でAVを引退後、都内のどこかの駅前で、たこ焼きを売っていたという文章をWeb上で読んだことがあります。今は、結婚して子どもがいて・・・なんでしょうか。しかし、本当に可愛かったなぁ。(しつこい (^^;; )




 二人目は、白石ひとみ。この子は正真正銘のAVクイーン、ダイヤの女王にこそふさわしい。最初に見た時のインパクトは、星野の方が大きかったけど、美しい彼女がする濃厚なエッチは後を引いてしまい、ずっと白石ひとみのビデオをレンタルし続けた時期もありました。

 華奢な手足、美人だけど全体に柔らかいトーンの容姿、少し舌足らずなしゃべり方。そして、何よりファンを魅了したのは、そのよがり顔の素晴らしさでしょう。眉根をきゅっとしかめて、快感をかみ締める表情。そして、のど奥まで呑み込むフェラチオ。

 普段は清楚で明るいお嬢さんが、次第に官能を溶かされ、淫技を教え込まれてゆく。やがて、自らその技巧を駆使して、男に対して卑猥なおねだりをし始める。私の大好きなシチュエーションです。なるほど、ここにも原点のひとつが。(笑)




 そして三番目が、鈴木奈緒。言うなれば、渋めのクラブの女王。この娘を覚えている人は、かなり通かなと思います。英知出版のデラべっぴんだったかのグラビアで見て、ビデオを借りて・・・。すごい美人でもなく、とりわけ可愛くもなく、でも気に掛かる存在でした。

 優等生でも、お嬢様でもない。不良でもなく、いじめられっ子でもない。ごく普通の、ちょっと可愛い子。小さい頃に「お兄ちゃん」と慕ってくれた年下の幼なじみ。その子がアダルト・ビデオに出しまったような切なさがありました。

 いつもちょっと拗ねている。割に、はにかみ屋。友達がはしゃいでいるのを、少し引いて見守っていて。でも、実はすごく友達思い。そんな自分勝手に作ったイメージで、好きだったんでしょうね。今でも、グラビアの切り抜き、ファイルして大切に持ってます。




 最後は、スペードの女王。黒木香とか樹まり子とか、巨星は確かにいるけれど、個人的には敢えて彼女らを外して、渡瀬ミクということで。デラべっぴんのグラビアにも、一時期よく載っていました。飾らないというか、天然気味というか、無防備さな可愛らしさがそそる女優さんでした。

 一度は、確か結婚するということで引退したはず。その直前の数ヶ月で、彼女は本当に綺麗になりました。それまでの、どこか幼女の面影を宿したような、頼りなさげな印象が消えて、見る見るうちにすっきりとした美人になってゆきました。

 恋をすると女は美しくなる、という諺(?)の実例のうち、私が見た一番印象的な変わり方でした。巻末グラビアの組写真の最後に、「幸せになります」というような文章が書いてありました。心から幸せになって欲しい表情、そして幸せになれるだろう笑顔でした。

 その雑誌を最後に、彼女は表のAV界から消えた・・・のだと思けど、その頃から私自身も、AVやグラビア雑誌を買わなくなったので、確かなことはわかりません。でも、多分ふっつりとメディアへの露出は途絶えたはずです。

 それから確か5年以上が経って、インターネットが普及し始めた頃、当時としてはまだ珍しかった日本人のモロ画像、あるソフトでマスクを外せばアーラ不思議という、例のアレです。その中に、渡瀬ミクの写真(おそらく「マリア」という裏写真集のスキャン)がありました。

 見つけた時は、正直かなりショックでした。堅い職業の相手と結婚して幸せになったはずの姪と、イメクラの従業員と客の立場で、ばったり会ってしまった午後8時という気分でした。(かなり違うか?)

 何冊かの裏本に出演していたようで、画像は100枚以上ありました。でも、どの一枚にも、あの引退を前にした時の輝きと幸福感は微塵もなく、厚化粧でけだるげで、出口の見えない虚ろさに満ちたまなざしがあるだけでした。

 自分に何ができるわけでなくても、気持ちの上では守ってあげたかった女の子が、蕾からあでやかに花開き、そして肉体の美しさを(少なくとも見かけ上は)保ったままで、抜け殻のように色褪せてしまう。なんという残酷な放物線。

 


 この四人のうちで、前述の「AV女優」にインタビューが載っていたのは、白石ひとみだけ。つまり、残り三人は消息が知れないということかなぁ。インタビューの企画時点で、もし連絡がつけば、星野と渡瀬はぜひ欲しかったはずだから。もちろん、本人が断ったのかも知れませんが。

 現在でもそれぞれに、ビデオやDVDは売れているはずだけど、本人への実入りは当然ながら無いんでしょうね。印税のような形でなく、一回限りの出演料という契約だったと思われるので。

 彼女たちがAV女優として遺した、表と裏の画像やビデオは、彼女ら自身と無関係にカネを生み、流通し続ける。周囲に利用されてしまったかのような彼女達のその後を思う時、少しだけ厳粛な気持ちになる私です。





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