官能小説 家庭内盗撮の妄想

官能小説

 

飼いならされた女

― のぞきスポットで露出フェラチオ ―



 あの子のボディライン、綺麗だなぁ。バックからぶち込んでやりたくなる。神碕祐一は、母親がスタジオと呼んでいる練習場の入口から、中を覗き込みながら考えていた。部屋の中では、ダンサーたちが思い思いのやり方で柔軟体操を始めている。

 穏やかな春の日の午前中。特に4月に入ってからは雨も少なく、暖かい陽気が続いていた。明け放たれたサッシ窓の向こうには、隣の児童公園の桜が散り始めているのが見える。

 3階のこのスタジオには、色とりどりのレオタードを身に着けたダンサーが集っていた。ベテランも中にはいるが、大半は二十歳代の女性たちだ。年頃の女の体が発する独特の甘やかな匂いが、開け放った窓からの風に乗って、祐一の鼻に届く。

 最初に祐一の目を惹いたのは、床にうつ伏せた姿勢から体を反り返らせているショートカットの女性。弓なりにしなったオレンジ色の練習着の胸を、形のよい膨らみがつんと押し上げている。

 二十代前半なのは間違いない。伸びやかな肢体と整った容姿。ややキツめの印象を受けるのは、化粧で強調されたアイラインと高い鼻梁、そして胸を反らせた姿勢のせいだろうか。

 彼女は、先ほどから祐一の方をちらちらと意識していた。女性ばかりがレオタ姿でいるこんな場所を覗きに来るなんて、あなたって何様なの? 不信感を露わにした瞳が、祐一の視線を跳ね返すように挑んでくる。

 鼻っ柱の強いお嬢さん、ってところか。怖いもの知らずだねぇ。ああいう気位の高いタイプを、足元にひざまずかせるのって、ぞくぞくするもんな。内心のやや悪意を含んだ想いとは裏腹に、祐一は微笑を絶やさない。

 彼が興味を持ったのは、もう一人。部屋の奥の方で、練習用のバーに脚を掛けて、上体を倒してゆく体操をしている女の子だ。年はこちらも二十代の初めあたり。髪をポニーテールにして、地味なダークグリーンの練習着をつけている。

 胸は小ぶり、腰はきゅっと締まっていて、尻が大きい。格別の器量よしというわけでもないが、若さも手伝って可愛いのは確かだ。まだ準備運動なのに、他の事には目もくれずに集中している姿から、本当に踊りが好きなんだなと祐一は感じた。




 彼のすぐ脇を通り、レオタード姿に薄手のカーディガンを羽織った女性が練習場に入って行った。そして、手を軽く2回叩く。
「皆さん、ちょっとこちらに集まって下さい」

 よく通る声だ。ダンサーたちは早足で駆け寄り、声を発した女性の周囲に輪ができた。全部で15人くらい。タイツにレオタード、レッグウォーマーというスタイルは共通だが、色やデザインはそれぞれの個性に合わせたように、実に様々だ。

 先ほどの二人の女の子も、その輪の後ろの方にいた。背はショートカットの子の方が、やや高い。二人とも張りのあるヒップラインをしている。祐一は、視線が嫌らしくならないように気をつけながら、太ももから内股の辺りに視線を這わせた。

「今年も秋の定期公演に向けて、例年通りに、この特別クラスのメンバーを中心にがんばってゆくことになりました」
 はい、と声の揃った答えが返って来る。これって体育系サークルのノリだよな、と祐一は心の中で呟く。

「それでは、最初の顔合わせということで、この春から特別クラスに昇格した方の紹介をします。こちらに出てきて下さる?」
 その指示に応えて、四人のダンサーが前に進み出て、残りのメンバーと対面する形となった。

「竹下由真さん」
 最初に呼ばれたのは、あのショートカットの女の子だ。
「竹下です。皆さん、よろしくお願いします」
 はっきりとした声でそう挨拶をすると、軽く頭を下げた。その仕草にもどこか気取った印象がある。

 二人目、三人目と名前が告げられ、同じように礼をしている間、竹下と呼ばれた子は祐一の方を二度ほど見た。私はこうして名乗ったわよ。で、あなたは何者なのと言っているようだ。

 そして、最後の四人目がポニーテールの子だった。他の三人に比べ、ほとんどスッピンに見えるほど化粧が薄い。髪を後ろにまとめた卵型の顔に、ちょっと垂れ気味の目が適度の愛敬を与えている。

「椎名美子さん」
「わからない事だらけですが、よろしくお願いしまぁす」
 無表情だった他の三人と違い、彼女はにっこりと笑ってから、深々とお辞儀をした。仔馬のしっぽの名にふさわしく、束ねた髪が勢いよく前後に振られる。

「彼女たちは、同時にこの春からダンシング・ミューズの準団員になりました。まずは、初心者クラス、ジュニアクラスなどの指導に当たるわけですが、先輩方を良き手本にして、がんばって下さい」

 前に並んだ全員が、声を合わせて「お願いします」と再度礼をする。他のメンバーからは、あまり熱のこもらない拍手が返ってきた。
「それと、もう一人。矢口香奈さんがこの4月に、準団員から正団員に昇格されました」

 全員の視線が、輪の左端に立っている女性に集中した。年齢は先の二人とそう違わないようだが、余裕のある雰囲気が漂っている。彼女は、長い髪を頭の上で丸め、目立たないネットをかぶせた、いわゆる『おだんご』と呼ばれる髪型をしていた。

「ありがとうございます。光栄です。より一層、精進致します」
 声に誇らしさと、かすかな優越感がにじみ出ている。彼女は濃いエンジのレオタードを身に着けていた。生え際が後ろに引っ張られているせいもあるのか、目はやや釣り目の切れ長に見える。

 露骨にではないものの、またしても熱のないまばらな拍手。友でありライバルでもある同僚が上に登ってゆく。どの立場にある者にとっても、それはなかなか素直には喜べない事であるらしかった。




「さて、練習に入る前に、今年も手伝ってくれる私の息子を紹介します。祐一、こちらへいらっしゃい」
 22歳の成人男子に対して、なーにが『こちらにいらっしゃい』だ、と心の中で毒づきながら、彼は部屋の真ん中へと歩を進める。

 ジーンズに白のTシャツ、その上に生成りのジャケットを羽織った格好は、他がすべてレオタードの輪の中では、少なからず浮いていた。何人かの目が、興味深くその姿を追う。

「新しく入った四人以外の人たちは、よく知っているわね。息子は大学でスポーツ心理学を専攻していて、その論文に使いたいとかで、練習を手伝ってくれてます。えーと、今年で何年目だっけ?」
「三年目ですよ、先生」

 公私混同と受け取られるのが嫌で、祐一は母親のことをスタジオでは「先生」と呼ぶ。母はそんなことを気にするなと言うが、人に与える印象の大切さがわかってないなと、祐一は感じている。

「神碕祐一です。という訳で、リクライゼーションとか、イメトレとか、メンタルな面での疲労回復とか、できる範囲でお役に立ちたいと思ってます。それと、練習やステージのビデオや写真を、論文の資料として撮らせてもらいますので、よろしくご協力下さい」

 自己紹介をして、殊更ていねいに頭を下げると、輪の中から拍手が起きた。指導者の息子ということで気を遣ってか、先ほどよりは皆、熱心に手を叩いている。祐一は顔を上げて、皆の顔に視線を一巡させた。

 うっとりと彼の方を見つめている目が、いくつかあった。それらはすべて、去年からこの特別クラスにいた女たちのものだ。竹下由真は、ちょっとバツが悪そうだったが、まだ気を許した訳じゃないという顔をしている。

 祐一とポニーテールの子の目が合った。彼女は微笑んで、軽くお辞儀をした。媚びるというのではなく、自然な態度に見えた。拍手が収まるのを待って、祐一の母、康子が軽く手を叩く。
「では、練習に入ります。川中さん、お願いね」

 師範代にあたる三十歳代後半のダンサーにひと声かけて、母と息子は部屋の入口の方に向かった。
「じゃあ、全体で柔軟体操の仕上げをします。二列に並んで」
 その声に反応して、フローリングの床の上を動く素足の足音が聞こえて来た。




 後ろ手にドアを閉めたところで、康子が祐一に対して、声のトーンを落として尋ねてきた。
「どう、見込みのありそうな子はいる? あの四人の中に」
 何に対する見込みかと問い返す必要は、祐一にはない。

「あの竹下って子は気が強そうだけど、適度なショックというか、刺激を何度か与えたら、使えるようになるんじゃないかな。それと、一番素直なのはポニーテールの子だろうね」

 他人には聞かせたくない話だというように、周囲を気にしながら、スタジオの真下にあるオフィスに向かって歩いてゆく。
「踊りの才能の方はどうなの? 俺がいま言った二人は」
「どっちも悪くないわよ。まだまだ踊りは荒いけど、筋はいい」

 康子は、ダンスの技術的な面について語った。祐一は適当に聞き流しながら、考えを巡らせる。
『あの二人、タイプは全然違うけど、それぞれに男をそそる体つきをしてる。今年は彼女たちを、「資料」に加えさせてもらおう』

 今後の練習とサポートの進め方について、一通り打ち合わせを終え、事務所から再び廊下に出た祐一の目が、きゅっと細められる。彼の端正な面長の顔に浮かんだ笑みは、背筋が凍りつくような薄情さを宿していた。




 この日は土曜日で、特別クラスの顔合わせと練習は午前中で終わった。午後からは、何人かが講師として公民館や各種ホールに出向いて指導にあたる。また、このスタジオでも初級・中級などの生徒を対象に、別プログラムによる練習が行われる。

 祐一は、午後から大学に顔を出し、資料をまとめる振りをしたり、後輩と雑談をしたりして時間をつぶした。大学院とは言っても修士過程だし、自由に使える時間が欲しくて進学したようなものなので、あまり熱心には研究室の手伝いはしていない。

 教授や助教授にとっては、四年生や院生は無料で使える貴重な労働力だ。怠けがちな彼のような存在には、当然いい顔をしない。そうした風当たりを感じてはいるものの、祐一も何かと私用に追われる身なので、その種の小言は適当にやり過ごしている。

 今日は、土曜日にも作業しているとアピールするのが目的の登校だ。夕方の6時過ぎに、助教授が退けた。最後の一人になった祐一は、事務室に研究室のカギを返して、建物の外に出た。夕刻の空に部活だろうか、詩吟の声が遠くから聞こえて来る。

 校舎近くに停めておいた自分の車に乗り込む。新車ではないが、割と人気のある外車だ。ひとり息子のねだる物を、母はたいてい買い与えてくれた。特に、彼が中学の時に父親が外に女を作って出て行ってからは、溺愛傾向はさらに強くなっていた。

 市内を大学から西に30分ほど走ると、埋め立て地特有の平坦な地形に、区画整理された広い街路が続くようになる。祐一は、その一画の比較的大きな建物の駐車スペースに、ゆっくりと車を乗り入れた。エンジンを止め、タバコに火をつける。

 この車は、彼にとっては2台目になる。最初は、大学の入学祝いということで国産車を買ってもらった。決して安い買い物ではなかったが、母は全額出してくれた。そして、大学院生になる時に買い換えた。これも、母の全額出資。

 ツバメみたいなもんだな、と思う。祐一の顔や体型は、父親譲り。背は180cmちょっとあり、割と痩せている。細いあごと適度に彫りの深い顔が、女の子には人気がある。母親と二人で買い物に行くと、派手なおばさまが若い恋人を連れていると見えるらしい。

 父親に似ていると言えば、要領のいい性格もそうだ。母に対してだけでなく、人にものを頼むのが上手い。まだ22歳だが、特に女性に対しては、自分でも扱いのツボを心得ている自信がある。人の心を虜にする術に長けていると言ってもいい。

 高校1年の頃、自分のその特徴に気づいてから、彼はそれを『力』の領域に高めることに努めて来た。心理学の難しい専門書を、図書館から借りて来て読んだ。周囲の人間に対して、実践もしてみた。その興味が昂じて、大学でも心理学を専攻したわけだ。

 特に興味があったのは、「カルト」と呼ばれる精神の支配システムだ。アメリカやヨーロッパでの事例を、彼は好んで読んだ。人間の思考回路を司るプログラムを、相手に気づかせずに作り変えること。祐一は、それにのめり込んでいった。

 息子である自分を棄てて、出て行った父。小学校の頃は、空き地でキャッチボールをしてくれた記憶もある。あるいは、その時の喪失感が根っこにあったかも知れない。暴力ではなく、魅力と精神操作で相手を繋ぎ止めておきたい。彼は、いつもそう考えていた。




 ルームライトをつけずに、10分近く待ったろうか。助手席側の窓が軽くノックされた。右手を伸ばしてロックを解除すると、ひとりの女性がドアを開けて、助手席に滑り込んで来た。長めのストレートヘアで、水色のワンピースを着ている。

「ずいぶん遅かったね。すっぽかして帰られたかと思ったよ」
 待ちわびたという感情を強調してそう言うと、祐一は女の肩を優しく抱き寄せた。
「ごめんなさい。話好きの生徒さんにつかまっちゃって」

「会いたかったよ・・・」
 相手の目を覗き込むように呟く。そして、唇と唇で軽くあいさつ。
「午前中に、スタジオで会ったばかりじゃないの」
「でも、先生の前じゃ、こんな事はできないだろう?」
 祐一の右手が、女らしくたわわな胸を下からすくい上げる。

 女は、矢口香奈だった。彼女は、目の前のビルの中にあるカルチャーセンターで、講師としてひと仕事終えてきたところだ。
「すぐに食事に行く?」
「いや、あのさ・・・その前にしてくれないかな・・・口で」

 ワンピースの上から乳房をゆっくりと揉みしだきつつ、祐一ははにかんでみせる。相手の手を取って、もう十分に大きくなっている股間の膨らみを、ジーンズの上からなぞらせた。

「香奈の顔を見ただけで、もうこんなだよ」
「でも、ここじゃ・・・」
「うん、海の近くの例の所へ行こうか。それでいいよね」
 女は従順にうなずいた。期待に目が輝いているようでもある。車がゆっくりと順路に沿って駐車場を出て行く。

 祐一は、海の方角に車を向けた。先ほどのホールから南へ進むと、大きな工場が建ち並ぶ一角がある。道の海側には、背の高い防波堤が延々と続いている。

 その向こうの行き止まりに、小規模な公園と駐車場を兼ねたようなスペースがあった。どんなコンセプトなのかよく分からないが、市が管理しているらしく、隙間なく停めると40台位は駐車できそうな空間。周囲は、ぐるりと背の低い植え込みで囲まれている。

 近くにこれといった施設があるわけでなく、車を置いてショッピングに行くには、店がある場所まで距離があり過ぎる。ドライバーの休憩所のようなもので、夜でも施錠されておらず、車をホテル代わりに使うカップルが、よく利用している場所だ。




 まだ時間が早いせいだろうか、先客は普通車が2台。祐一は、他の車から適度な間隔を保って車を停めた。ライトを消すと、室内を照らすのは、ところどころにある水銀灯の灯りだけ。しなだれ掛かってきた女の体を抱きとめると、濃厚なくちづけが始まった。

「んぐぅ・・・ん・・・あぅ・・・」
 ワンピースの前ボタンを、上から順に外してゆく。男が脱がせやすいように、女の服はボタンの付き方が左右逆だと聞いたことがあるが、真偽はともかく、男性にとっては助かる構造なのは確かだ。

 二人の呼吸が、次第に荒くなってゆく。女の手がジーンズのファスナーを下げ、その上のボタンを外し、内側に入り込む。反り返ったペニスを、トランクスの中から取り出すと、香奈は上体を前に倒して、その先端に舌を絡めてきた。

 祐一の手も、はだけた女の体の前側から、ワンピースの中に潜り込む。スリップの肩紐を落とし、背中に回した指でブラジャーのホックを外す。真っ白な乳房が露わになる。

「そっちのシートの上にひざを乗せて、正座してごらん」
 彼は、助手席をリクライニングにしてやり、耳元で低くそう囁く。女は、祐一の膨張したものを頬ばったまま、器用に両足のパンプスを脱ぐと、言われた通りの姿勢をとった。

「いいよ、香奈。もっと奥まで・・・そう、舌を絡めて」
 後頭部に添えられた片方の手が、リズムに合わせて女の頭を上下にゆっくりと動かしている。もう片方の手がワンピースの裾に伸びて、尻の側からスリップと一緒にくるりと捲り上げた。

 その下は、ガーターベルトで吊るす形のストッキングだ。祐一に言われてから、香奈は普段からそれを着けるようになっていた。普通は目につく場所ではないが、更衣室での着替えは気を遣う。一旦パンストにしておいて、後からトイレではき替えたりしている。

 男もそうだが、特に女性に対しては、誉めてあげることが心をつかむ基本だと思う。相手に望まれたことに応えた自分を認めてもらい、可愛がってもらえる。多くの女にとって、それこそが悦びなのだと祐一にはわかっている。

 Tバックショーツとストッキングの間の素肌を、触れるか触れないかの軽いタッチで愛撫する。中心部に指を這わせる素振りを見せておき、急に矛先を変えて焦らせる。そのたびに女の腰が淫らな期待に震え、絡みつく舌が陰茎に唾液をまぶしてゆく。

「気持ちいいよ・・・香奈・・・」
「ぁあぅ・・・私もよ・・・祐一さん・・・」
 年齢は、女の方がひとつ年上だ。しかし、二人の関係が呼び方を逆転させていた。踊りの先生の息子というだけではない、心から魅了され屈服しているという姿勢が、彼女の横顔にほの見える。

 薄い布地越しに、肛門からヴァギナに向けて指を滑らせる。
「・・・さわって・・・ください・・・」
 香奈は、かすかにかすれたでそう願い、祐一の手が届きやすいように、自ら尻を持ち上げた。

 股間を縦に走る紐状の部分を、横の尻肉に引っかけて固定しておき、アナルから会陰、ヴァギナからクリトリスまでを一気に露わにする。祐一は、左手でたぷたぷと揺れる乳房を弄びつつ、同時に背中から回した手で陰核の周辺をいじり始めた。

「・・・ああぅ・・・いゃん・・・」
 その指のもどかしい動きに刺激されて、女の尻が次第に持ち上げられてゆく。ひざをつき、四つんばいで口唇奉仕する姿は、支配者に対する絶対服従の証に見えた。

「そっち側の窓を開けるよ。いいね」
「・・・はい・・・」
 従順ないらえだ。助手席のウィンドウの上に隙間ができ、それが大きくなってゆく。体の内側がむずむずするような、春らしい甘い空気が車の中に流れ込んで来た。




 皮膚に当たる風の感触と、屋外の雑多な物音。それらが、背後にぽっかり開いた空間を意識させるのだろう。女の白い尻が宵闇の中でくねくねと動く。一方で、手元と舌を休めることなく、垂直に勃起した肉棒を舐めさする。

「ほら、きっとあの車から見られてるぞ」
 祐一は、垂れかかる髪を耳に掛けてやりながら、耳元で囁いた。
「ああぅ・・・はずかしぃ・・・」
 吐息の混じった香奈の声が、恥じらいと官能の高まりを訴える。

 ここはカップルのエッチ・スポットだが、それを見物するために男だけで来て、何食わぬ顔で停めている奴がたまにいる。早い時間帯なので大丈夫とは思うが、こうする間にも年頃の女の局部が、何人もの覗き屋の視線に晒されている危険は十分にある。

「ほうら、こうするとケツの奥まで、外から丸見えだ」
 両手で尻をわしづかみ、若いダンサーに特有の筋肉の張りを楽しみつつ、左右にぐいと割り開く。レオタを着るために、ムダ毛を綺麗に処理した股間の隅々までが、窓の外に向けて晒される。

「どうだ、感じるだろう?」
「・・・か、感じます・・・気持ちいぃ・・・」
「香奈は、見られるが大好きなんだろ? 自分で開いてごらん?」
「す、好きです・・・え? こう? ・・・あぁん・・・」

 女は茂みの側から伸ばした自分の指で、陰唇を両側に掻き広げた。斜め上から射してくる水銀灯の淡い灯りの下、濡れそぼった肉ひだの奥までが、ぼんやりとではあるが、間違いなく外からも見えている。

「んぐぐ・・・うぅん・・・んぅ・・・」
 たっぷりと媚びを含んだ淫声。首をなめらかに振り、歯を立てないように気をつけながら、女の舌が祐一の怒張を舐め、唇が両方の睾丸に優しく吸いつく。

 自分の女が陰部を自ら広げ、見せつけるように腰を振る ―― その恥知らずな様子を、見知らぬ男たちに覗かせる。嗜虐の快感を楽しむ一方で、祐一は香奈に対して冷静な評価を下してもいた。
『この女も、恥じらいが薄まって来た。そろそろ潮時かもな』

 自分が虜にし、自分好みのプレイに馴染ませ、それを悦びと感じるように調教してきた。しかし、実際にそんな女に仕上がってみると、初々しさは消え、最も大切な羞恥心が麻痺してきたように感じて、何かしら物足りない。

 女性の側からすれば、許せない言い草に違いないが、祐一にとっては本音だった。そして、現にそれで何度も女を取り替えてきた。一度に何人かと並行してつき合った事も多い。自分は、それが許される特別な存在だと感じている。

「・・・さわって・・・ねぇ、お願い!」
 フェラチオであらかた口紅が溶け出してしまったらしく、唇の端を紅色のよだれで濡らした香奈が、上目遣いに祐一の顔を見上げてねだる。そして、胸をまさぐる彼の右手をつかんで、股間の肉芽へと導く。

 香奈の蜜壷は、すでにドロドロにぬかるんでいた。溶けた官能は巧みな指の動きによって、一気に頂上に押し上げられてゆく。高く突き出された尻に、快感のおののきが走る。
「んぐぅ・・・もう、イっちゃう!・・・イッくぅ!!」

 香奈は思わず股間から唇を離し、悦びの声を漏らして一気に上り詰めた。余韻に浸ろうと弛緩する女の頭をつかみ、すぐにペニスを唇にねじ込み、手荒いピストン運動を開始する。女の唇を性器として扱う心地よさは、格別なものがある。

「口に出すぞ。いいか、こぼすなよ」
 五十回を超す激しいストロークの後で、ついに射精が始まった。ビクンビクンと跳ね、白濁を次々に吐き出す男根を、香奈はより深く呑み込む。欲望の迸りをのど奥で受け止め、懸命に飲み下してゆく。

 あの二人が、今年の獲物だ。由真のプライドを叩き潰し、踊り以外に興味がなさそうな美子に、牝としての悦びを教えてやる。ドライバーズシートの背もたれに体を預け、祐一は頬を歪めて笑った。




 露出調教によって、視姦される快感が染みついてしまった香奈。次なる標的に向け、祐一のアプローチが始まる。この続きは「恥辱の通過儀礼(1)」でお楽しみ下さい。




このストーリーはフィクションです。登場する団体、人物等は架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。のぞき、盗撮、強姦、輪姦などは犯罪です。絶対に真似をしないでください。


「飼いならされた女」のH度:

達した 感じた 面白い

性別:

男性  女性

ひとこと(省略可):

 

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