官能小説 家庭内盗撮の妄想

官能小説

 

輪姦の宴(4)

― 由真、令嬢無惨 ―



 女ってのは、どうしてこう馬鹿なんだろう。祐一に連れて来られる女たちを見るにつけ、正木はそう思う。うまく騙されて、公衆便所みたいに精液をぶちまけられて、それでも喜んで股を開く。
 しかも、祐一が命じれば、好きでもない男たちの手でヒイヒイよがる。まあ、その恩恵に与っておいて、文句は言えないのだが。

 マインド・コントロールというらしい。祐一の手際には、いつもながら感心する。女を墜とすのに、これほどの武器はないとも思う。
 合法ドラッグは気休め程度のものが多いし、裏のルートから入手して時たま使う媚薬は、バッドトリップの危険がある上に、後々の事を考えると何かと面倒だ。

 大股開きの格好で、剥き出しにされた由真の股間。その肉のあわいに、正木は勃起し切った屹立を抜き差しする。ビデオでオマ○コとよがり顔を撮られちゃ、この女もおしまいだな。
「ほら、歯を立てないで。そう、もっと奥まで呑み込める筈だ」

 祐一がぐいっと腰を突き出した。上品な形の唇に、由真自身の唾液でいやらしく光る男根が、ずぶずぶと捻じ込まれてゆく。
「ぅぐっ・・・ううっ・・・ぅぐぅっ・・・」
 口の中の柔らかさを堪能するように、ゆっくりとした律動だ。

「のどが渇いて仕方ないんだろ? もっと舌を擦りつけなきゃ」
 仰向けにされた由真は、鼻梁を祐一の陰毛に突っ込むような状態で、のどの奥まで肉棒を咥え込まされている。
「そう、上手いじゃないか、由真。すごく気持ちいいよ」

 望まれた通りに、陰茎を舐め回しているのだろう。上品に化粧した頬の内側で、舌が淫らに蠢く。艶かしいその動きが、この美しい令嬢をとことん凌辱してるのだと、改めて実感させてくれる。
「いいぞ、とっても。そのまま、唇をきゅっとすぼめてごらん」

 根元までのディープスロートだ。さぞや苦しいに違いない。だが、由真は眉を苦しげにたわめながらも、健気に祐一の言いつけを守ろうとする。上気したその横顔が、正木の劣情を更に掻き立てる。
「お嬢さん、こっちの口も、きゅきゅっと締まってて最高だよ」

 祐一のものよりも、ひと回り大きい正木の肉茎。程よい量の恥毛に覆われた由真の蜜壷を、その巨根が深々とえぐる。汁気をたっぷりと含んだ若々しい膣肉が、男根にねっとりと絡みついてくる。
「ぅうっ・・・ぅうん・・・ぉんぐっ!」

 大きく開いた自慢のカリを、膣口に引っ掛けるようにして引き抜く。くぐもったよがり声が、ひときわ淫らに響いた。
「ここが感じるんだろ。どうだ、もっと腰振って、おねだりしてみろよ」
 亀頭を肉芽から陰裂に押し当て、左右に動かして焦らす。

「激しく突いて欲しいなら、自分でちゃんとそう言うんだ」
 愛しい男の肉竿を必死に受け入れ、包み込もうとする由真の唇。粘膜の感触を慈しむように、祐一がゆっくりと腰を手前に引く。どこに隠れていたのかと疑うほどのものが、唾液を曳きながら現れた。

「ぅうん・・・そんな恥ずかしいこと、言えない・・・」
 M字開脚に緊縛された姿勢のまま、由真はもどかしげに腰を揺する。桜色に染まった頬を、祐一がペニスで軽く叩いた。
「素直になれないなら、のどの渇きはそのままだよ。いいのかい?」

 由真は文字通り生唾を飲み、筒先を再び咥えようと唇を寄せてくる。それを冷たく見下ろし、祐一が代わりに睾丸をあてがう。
「ほら、これでも舐めながら、おねだりしてごらんよ、由真」
 祐一はいつの間にか、当たり前の顔で呼び捨てにしている。

 恥じらいに身を焦がしながら、由真が可憐な唇を開く。
「ほ、欲しいの・・・あなたのが、お口に欲しいの・・・」
「うん、よく言えた。とても素敵だ。それじゃ、もう一つ。下の口の中をどうして欲しい? ね、言えるだろう?」

 女体の反応を伺いながら、膨らんだ肉芽をあやし続ける正木のペニス。その手管に、由真の腰の蠢きが次第にシンクロして来る。
「だけど、これだけじゃ奥が寂しいだろう。どうだ?」
「ぁあうっ・・・いやだぁ・・・そんなこと・・・」

 由真が、甘ったれた嬌声を上げる。唾液をたっぷりと含んだピンクの舌が、祐一の垂れ袋を丹念に舐め回す。
「乾いているのは、のどだけじゃない。下の口でも、濃いのが飲みたくてたまらない筈だ。ほぉら、欲しくてたまらなくなってくる」

 祐一が声を低めて、淫らな暗示を与える。
「ああっ・・・入れてぇ・・・でも・・・中に出しちゃダメ・・・」
「心配することないさ。あなたにはミューズが宿ってるんだ。上下同時に飲み干した時、体の奥で女神が目を覚ます」

 彼女が望んでいるであろう願望を、祐一はさりげなく暗示として与えてゆく。由真はうっとりと目を閉ざし、陶酔に身をゆだねている。
「ううっ・・・アソコにも・・・ほ、欲しいの・・・お願い・・・」
 正木と祐一は目を見交わし、にんまりとうなずき合った。




 最初の射精は、必ず女に中出しをおねだりさせてからだ。それをビデオに撮っておき、後で女が妊娠したり、警察に訴えるとか言ってきたら見せてやる。お前自身が孕ませてくれと頼んだからじゃないか、そう言って引導を渡すのが正木の役目だ。

「わかった。たくさん出してあげるからね。飲む程にあなたは美しくなり、ぼくらはより深く愛し合えるようになる」
 愛などないくせに。正木は苦笑いをかみ殺しながら、長大なペニスを由真の女陰に挿し込んだ。女のおとがいがのけ反る。

「ほら、こっちもだ。咥えた顔が本当に綺麗だよ、由真」
 目の前に差し出された陰茎に、女はむさぼるように食らいつく。優しげな声とは裏腹に、祐一の口腔への抜き挿しには容赦がない。
「・・・うぐっ・・・んぐっ・・・ぅぐぅっ・・・」

 根元までねじ込んだ巨根で、膣の奥を掻き回してやる。肉ひだが絡みついてきた。この女、ウチの女房よりキツい締めつけだな ── 正木は、肉壷の感触を堪能しながら考える。こいつとだったら、一晩に何発でも出来る気がする。気が狂うほどイカせてやる。

 正木には、妊娠5ヶ月の妻がいる。初産だ。妊娠するまでは、ほぼ毎晩のようにセックスを求めて来た妻だったが、今はお腹の赤ちゃんに障るという理由で、ずっと拒まれている。こうして祐一の提供してくれる女たちを犯すのが、貴重な性欲のはけ口だ。

 割り広げた両膝を押さえつけ、浅く深く牝穴をえぐり立てる。
「お嬢さん、もっと強く締めつけてくれよ。そしたら中に出してやる」
 祐一の男根をのど奥まで呑み込み、恍惚の表情を浮かべている由真。しかし、正木のその言葉にわずかに残った正気が反応したのか、その体がぶるっと震えた。

「いいから、先に正木さんに出してもらいなよ。そしたら、ぼくのをあげるから。いいかい、ちゃんとお願いするんだ」
 由真は、陰茎に吸いついて離すまいとする。祐一はその唇を無情にも引き離し、耳元に口を寄せてねだり方を教え込む。

「・・・いやっ・・・そんないやらしいこと・・・ぁあん、言えない・・・」
「言えるさ。言えば渇きが癒される。そして、女神になれる」
 祐一の巧みな誘導に、ついに女の理性が完全に屈した。
「ま、正木さんの・・・ザーメンを、ぁううっ・・・由真の、ぁあ・・・アソコの奥に・・・たくさん下さい・・・ぁふっ・・・」

 気位の高いお嬢様に、これだけ卑猥なおねだりをさせるとは。祐一の力に改めて感心しつつ、男たちの興奮はいやが上にも高まる。正木の律動が激しくなるのに合わせて、祐一も再び怒張を由真の口にねじ込み、のど奥まで一気に突き立てた。

「本当に綺麗だよ。ちゃんと撮ってるか、金田」
 祐一の指が、目元に垂れかかる前髪を掻きあげる。肉棒を上下の口に埋め込まれた令嬢が、まさに由真その人に間違いないという、証拠のビデオが撮られてゆく。まず、正木が限界に近づいた。

「おおっ、すげぇ・・・望みどおり、奥にぶち込んでやる。いくぞ」
 女のくぐもったおめき声が、一段と大きくなる。熱く熔けた膣壁を掻き分け、正木自慢の長大な男根が、子宮に届けとばかりに最奥に打ち込まれる。

「ぅうぐっ・・・ぃぐぅ・・・ぃぐっ!」
 祐一の肉茎を口いっぱいに頬張ったまま、ついに由真は絶頂を迎えた。裸で仰向けに転がされ、両膝をシーツに押しつけるほど広げられた屈辱の体位でする、好きでもない男との交尾。
 剥き出しの牝壷に根元まで埋め込み、正木は一気に欲望を爆発させた。膣の締めつけに合わせて、二度三度と精を放った。

「素敵だよ、由真。次はぼくの番だ。ほら、もっと頬をすぼめて」
 そり返った由真の全身が、ヒクヒクッと不規則にケイレンする。その後ろ頭を両手で抱えて、祐一が律動を開始した。最初はゆっくりと、次第に速度を上げながら、女の口腔をこれでもかと蹂躙する。

 正木ほどではないが、祐一のイチ物も十分に大きい。その陰茎を健気に呑み込もうとする姿を、金田が構えるビデオカメラが克明に記録してゆく。ストロークに合わせ、由真の舌が男根を必死でねぶり回しているのが、頬肉の上からでもはっきりとわかる。

「よし、出すぞ。もうすぐだ・・・おっ・・・おおっ・・・」
 精液便器として扱われながら、一心に男のモノにしゃぶりつく。ついに祐一の発作が始まった。根元まで埋め込まれた陰茎の先から、由真の口に向けて濃い精液が放たれる。

「・・・うぐっ・・・ぐっ・・・」
 一滴も漏らさず、呑み下そうとする由真の横顔。苦痛と陶酔がない交ぜになった、淫牝の表情。祐一は、男根を抜いてやろうとはしない。薄笑いを浮かべ、由真ののどの動きを見下ろしている。

「おいしかったかい。でも、こんなんじゃ渇きは収まらないよね」
 祐一は肉棒を抜かずに、そのまま丹念に掃除させた。そうする間に、金田が女壷に肉竿をねじ込んでくる。髪を掴んで引き剥がされるまで、由真は愛する男の肉棒を吸いたてていた。




「俺、これからちょっと用事があるんで、後はお願いしますね」
 低い声で正木にそう伝えると、祐一は身支度を始めた。
「こんな遅くからか? どこ行くんだよ」
「伯父貴が、今夜帰ってくるんですよ。で、どうしても顔を出せって」

 康子の兄、坪井修輔は与党系の市会議員だ。元は士族の出だが、明治以降は事業に転進し、まずまずの素封家として名を成している。祖父の代からの議員で、中央政界とのパイプも強いものがあり、頻繁に上京しては政治家や財界の要人たちと会っているらしい。

 最終の新幹線で帰るから、自宅に来いという電話があったのが、昨日のこと。伯父は坪井家の当主として、祐一親子を養っているという自負からか、かなり居丈高なところがある。呼ばれたのに行かないと不興を買い、後々面倒なことになる。

 今夜、由真を的に掛けたのは、全くの予定外だ。しかし、今から出れば十分に間に合う。急いで服を着ると、祐一はベッドに近づいた。
 由真は牝穴を金田に犯され、口では正木の怒張を頬ばっていた。桜色の唇が、裂けんばかりに広がっている。怒張の輪郭がはっきりと浮き出したその頬を、祐一の指が撫で回す。

「ぼくはちょっとだけ休むけど、由真のミューズが目覚めてゆくところは、ちゃんと見てるから安心して。あのビデオカメラが、ぼくの目だ。レンズを通して、あなたの美しい姿を見つめてるからね」
 独特の深い響きを帯びた声が、由真に暗示を施してゆく。

「あなたは、まだまだ渇いている。体も、そして心もだ。ぼくら三人の愛が、外と内からその美しい体に滲み込んで、あなたの肌と精神を潤してくれる。あなたは、誰よりも綺麗になる。あなたは、世のすべての男たちに愛される」

 極太の肉茎で口をふさがれ、眉根を寄せて苦しげにしていた由真の表情に、歓びの色が兆してくる。祐一の精液を受け止めるのとは違い、金田や正木とまぐわうのは苦痛でしかない筈だ。祐一の言葉は、そうした女の生理的な嫌悪と恐怖をも溶かしてゆく。

「ぼくの大好きな由真。あなたがもっと綺麗になってゆくのを、楽しみにしてるよ。じゃ、また後でね」
 頬をもう一度だけ優しく撫でてやり、祐一は隣のベッドからジャケットを拾い上げると部屋を出て行った。




 それからも、由真は何度となく絶頂に登り詰めた。意識は朦朧としている。正木と金田、そのどちらに唇を犯され、どちらに牝穴をふさがれているのかすら、由真にはもう分からない。
 性の高みに押し上げられ、男の精が膣の奥に放たれるのを感じるたび、由真の意識に淡い後悔が広がった。

 しかし、斜め上から由真を写しているビデオカメラが目に留まると、それは安堵の感情に塗り替えられる。三脚に載ったそのカメラの向こうに、祐一のまなざしが感じられる。
 由真は、それを変だとは思わなかった。彼の言葉にすがりつくしか、この悪夢のような現実から逃避する術はなかったのだ。

「祐一さん、本当に伯父さんのところですかね?」
 男たちの声は、とても遠くから聞こえてくる気がした。
「そりゃ、そうだろう。こんないい女を、放り出して行くくらいだから」
「そうかなぁ。もっと違う場所に、行ってそうな気もするけど」

 頭の上から聞こえてくる高い声が、金田という小男だろう。
「この前、祐一さんが直前でキャンセルしたじゃないですか。失敗したって電話してきて。あれ、どうも怪しいと思うんですよね、俺」
 精液を飲んでも飲んでも、渇きはまだ治まらない。由真は懸命に舌を絡ませ、男のモノを吸いたてる。

「あの時に逃がしたってのが、こいつだろう」
「前にちょっと聞いてたのと、女のイメージが違うんですよ。こんな気位の高そうな話じゃなかったし・・・ぅおっ、それ気持ちいいぞ」
 女の舌先が尿道口に当たると、金田は腰を震わせて悦ぶ。

「何でも、お袋さんのダンス教室の、インストラクターって話だったよな。なかなかいい体してるって。だったら、この女だろうよ」
 正木の低い声は、下半身の方から聞こえてくるようだ。律動が次第に早くなるに従って、またしても由真の官能が熔け出す。

「そうですかね。俺はどうもすっきりしないなぁ」
「もしそうなら、こんな話を聞かせるのはまずいだろう、こいつに」
「大丈夫ですって。祐一さんが、本気出して暗示を掛けたんだから。俺らのザーメンが欲しい、それで頭がいっぱいですよ」
「ま、それもそうか。おや、こいつ、またイクんじゃないのか」

 何度目のアクメだろう。またしても、無理やり頂上に追い上げられてゆく。金田が唇からペニスを引き抜き、おねだりしろと命じた。
「・・・ああぁっ・・・ちょうだい・・・こ、濃い、ち・・・ち○ぽ汁を、お口と、お・・・お○んこに・・・」

 何度もトドメを刺される中で、教え込まれた屈辱的な科白。卑猥なその言葉を、由真は必死で口にする。欲しい。欲しくてたまらない。
「それだけか? もう一つ、大切なおねだりがあるだろ?」
 霞む視界の中で、金田が口を歪ませて笑っている。

「・・・そして、お二人の・・・ぶ、ぶっとい・・・ち○ぽで、由真をもう一度、イカせてください・・・もう、我慢できないのぉ!」
「何度見ても、すげぇもんだな。薬だってこうはいかない」
 律動のピッチを更に上げつつ、正木は感嘆した様子で呟いた。

「・・・うぐっ・・・ぅぐぁっ!」
「ほら、こっちもだ。くぉら、歯を立てたら承知しねぇぞ」
 由真ののどから、くぐもったよがり声が吹きこぼれる。その朱唇を、金田の肉棒が再びふさいできた。正木の動きに合わせて、腰の送りを早めてゆく。

「おおっ・・・締めつけてきやがる。こいつとだったら、朝までぶっ続けで出来そうだぜ。ほら、イクんだ・・・イっちまえよ!」
 正木の叱咤に応える形で、由真は一気に駆け上った。唇と膣口を精一杯すぼめる。まず、金田が弾けた。

「ううっ・・・すげぇ・・・飲め! 全部飲め!」
 軟口蓋に精汁のしぶきが当たった。青臭い味が口の中に満ちる。両手で頭を抱え込まれた状態で、牝獣のおめき声が噴きあがる。
「よし、こっちも奥に出すぞ・・・おっ・・・おおっ!」

 女陰を杭打ちされる衝撃とともに、一気に放たれる正木の精液。その勢いの凄まじさに、由真の膣壁がきゅきゅっと収縮する。
「ぅぐっ・・・ううっ・・・ぅぐごっ・・・」
 背中を弓状にそり返えらせ、由真の意識は薄れてゆく。

 失神する直前、由真の脳裏に、自分が別の女の身代わりにされているのではないかという、疑念が脈絡なく浮かんだ。何故そう思うのだろう? 別の女とは誰か? だが、虚空に投げ出されるような感覚と混濁する意識が、その記憶ごと由真を呑み込んでいった。




 ちょうど、その同時刻。金田の想像した通りに、祐一は美子のアパートを訪れていた。伯父に呼び出されているのは本当だが、新幹線の最終が到着するまでには、もう少し間がある。美子が玄関のドアを開けるのももどかしく、祐一は彼女を抱きしめた。

 ホテルから出掛けに、ロビー横の洗面所で手と顔を洗い、入念に口をすすいで来た。だが、ついさっき別の女の体に触れた唇で、美子に口づけをするのは忍びない気がした。それが例え、彼女自身を守るためにしたことであっても。

 抱擁もそこそこに、祐一は浴室のシャワーを借りた。陵辱の痕跡を、一刻も早く消したかった。そして、忘れてしまいたかった。以前の祐一には、レイプを楽しむようなところがあったが、美子に惹かれるようになってからは、忌まわしい行為だと感じ始めている。

 脱衣所から、美子がバスタオルを用意してくれているらしき気配がする。祐一は石鹸で全身を、特に股間をしっかりと洗いながら、伯父の用件について考えた。昨日も東京で、与党のヒヒ爺様方に会って来た筈だ。どうせまた、女を都合しろとか言うのだろう。

 祐一が女たちを性の蟻地獄に沈めて来たのは、性欲処理もあったが、それ以上に力の誇示と、父親への復讐という面が強かった。それに便乗して楽しんでいるのが、正木であり金田だ。伯父の坪井は、それを更に一歩進めて、接待の道具として使っていた。

 玄人相手の色遊びなど、し尽くしたよ ── そう豪語する好色な政治家や官僚たちに、本物の素人女性を提供する。そうすることで昵懇の間柄になるとともに、共通の秘密を持ち、ひいては実益に直結する便宜を図ってもらう。これが坪井のやり方だった。

 少し前まで、祐一は気にしていなかった。バカな女どもがどうなろうと、本人たちの責任だと思ってきた。だが、もしも美子が他の男たちに同じ事をされたらと考えた時、して来たことの重大さを実感した。自分の力をそんな風に使うのは、間違いだと思った。

 しかし、祐一がもうすまいと思っても、それは簡単ではない。金田はともかく、正木は裏社会と何らかのつながりがあるらしい。伯父の方も、母と祐一を実質的に養っているのは自分だという事実を盾に、これまで通りに生贄の提供を要求してくるだろう。




 浴室のドアを開けて外に出ると、バスタオルに並べて、替えの下着が置いてあった。時々ここに泊まるようになって、美子が買い揃えてくれたのだ。だが、それを着ける間も惜しい祐一は、裸のまま居間に出てゆき、美子を強く抱きしめた。

「ああっ・・・祐一さん・・・」
 衣服を脱がしながら、肌という肌に隈なくキスをしてゆく。小ぶりだが、形の良い胸があらわになる。愛らしい二つの乳首を交互に甘噛みしてやると、愛しい女の体がぐにゃりと力を失う。

 部屋着のスカートを剥ぎ取り、ショーツに手を掛ける。夜具を延べる間すら待てない。カーペットの上に裸体を横たえて、白磁の大腿を割り開いた。漆黒の飾り毛に顔を埋め、慎ましく寄り添いあった花びらに舌を這わせると、悶え泣きが次第に高まってゆく。

 美子のクリトリスは、鈍色の包皮に護られている。その全体を唇でくるみ、中心付近を舌先で転がすようにあやす。慎ましく咲いた両の乳房の間から、快感に頬を染めている美子の表情が窺える。明るい中でのセックスを恥らう様子が、祐一にとっては実に愛らしい。

 未だ硬さの残る花びらに、ゆっくりと舌を這わせた。性器全体に満遍なくキスの雨を降らせた。そして、折り畳まれた肉ひだを優しく分け広げ、おもむろに肉洞の奥へと舌先を進める。濃いピンク色の果肉は、既にしっとりと潤いを宿していた。

「あっ・・・ぅふぅ・・・あぁん・・・」
 美子が差し伸べてきた手のひらを握り締める。右手、そして左手。
「ミーコ・・・愛してるよ・・・」
 伯父の家へ行かなくてはならない。時間さえあれば、このまま一晩中でも抱き合っていられるのに。

「ああっ・・・あなたのも、してあげたい・・・ぁあん」
 クンニリングスからシックスナインに移行するのが、いつもの愛撫の流れだったが、先ほど由真に咥えさせたばかりのペニスを唇で愛してもらうのは、美子を汚すことになると祐一は感じた。

「ありがとう、ミーコ。でも今夜は、すぐに君と一つになりたい」
 そのまま体を上にずらせてゆき、乳房へと愛撫の対象を移した。片方の乳首に吸いついたまま、優しくゆっくりと挿入する。美子の胎内の心地よい温かさが、祐一を包み込む。

「祐一さん、愛してるわ・・・あぁん、愛してる・・・」
「ぼくもだ・・・ぼくも愛してるよ、ミーコ・・・」
 唇を重ねる。確かに、由真には酷いことをした。だが、後悔はしていない。美子自身と、彼女の夢を守るためなら、自分はどんな悪にだってなれる。祐一は今、心からそう思っている。

 祐一の舌が美子の歯の間に分け入り、その舌を慈しむ。互いの唾液を交換し、心から睦みあう恋人たち。律動が始まる。うっとりと目を閉ざした美子の表情に、深い満足と安らぎを感じつつ、祐一は永遠にこのままつながっていたいと感じていた。




 美子の身代わりとして、祐一は由真を淫獄に突き落とした。「性獣の生贄(1)」が書き上がりました。引き続きお楽しみ下さい。




このストーリーはフィクションです。登場する団体、人物等は架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。のぞき、盗撮、強姦、輪姦などは犯罪です。絶対に真似をしないでください。