官能小説 家庭内盗撮の妄想

官能小説

 

見知らぬ妻(2)

― 指を呑み込む妻のアヌス ―



「出張、どうだった? 上手くいった?」
 窓の仄かな明るさが逆光になり、妻の表情がはっきりしない。
「ああ、問題なく終わったよ。準備を念入りにしてたからな」
 傍らに腰を下ろした私の首に、妻が腕を回して抱きついて来た。

「どうしたの。俺って、こんなに愛されてたわけ?」
 私は、お道化てみせた。毛布は腰から下を覆っているだけで、露わな乳房が私のパジャマの上着に押しつけられる。
「理恵、変ってなかったでしょ? 昔通りにとても可愛くて」

 その名が妻の口から発せられると、途端に心臓がトクンと弾む。
「そうかな。よくわからなかったけど」
「あなたは、ずっと理恵のことが好きだったものね」
 淡々とした口調の中に、背筋をひやりとさせるものがある。

「馬鹿なこと言うな。高岡の奥さんじゃないか」
 声が上ずってしまうのが、自分でもわかる。知られているはずがない。しかし、一昨日の夜の出来事と、これから理恵さんに対して仕掛ける辱めが、確実にやましさを生んでいる。

「ううん、わかってた。四人でデートしていた頃も、よく理恵の横顔を見ていたもの。私にも優しかったけど、理恵に対するように憧れの目では見てくれなかった」
 妻は、抱きついたまま、顔を私の肩口に埋めるようにして呟く。

「結婚して半年後くらいに、あなたの実家で、中学と高校の時のアルバムを見せてもらったわよね。あの時に教えてくれた、むかし好きだった子って、理恵と似たタイプの小柄で目の大きい美人ばかりだったのよ。気づいてた?」

 好みの女性像は、容易に変らない。そこを見抜かれていたとは。
「そんなこと・・・」
 今となっては、何もないとは言えない。確かに一昨日の夜に彼女の恥かしい姿を見て、その体を嬲ったのだから。

「私、ずっと妬いてたんだ。あなたに気づかれたくなかったから、表面には出さなかったけど」
「ごめん・・・」
 認めることになるとわかっているが、そう答えるしかない。

「何かあるわけないじゃないか、当たり前のことだけど」
 この言葉は嘘だ。だけど、今はまだ本当のことを話せない。
「でも、そんな風にやきもちを焼いてくれて嬉しいよ。俺のことを嫌いなんだろうなと、ずっと感じていたから」

「え、どうして?」
「前にも言ったけど、たまに誘っても、ほとんど応えてくれないだろう。他に好きな男がいるのかと思ってた」
 腕の中で、妻の体がかすかに震えた。・・・え?

「そんなわけないじゃないの。子どもだっているんだし」
 抑制した低い声。さっきの震えは何だったんだ?
「ホントにいない? 俺の留守中に誰かと会ってるとかない?」
「あるわけないでしょう。そっちこそ、怪しい気がするけど」

 肩をつかんで、妻の体を離す。見つめ合う目と目。唇をゆっくりと相手の唇に押しつけた。小鳥が餌をついばむようなキス。
「疲れてるのに、悪かったかな? こんな時間に起こして」
「いや、すっかり寝が足りて、もうやる気マンマンだから」

 テントを張っているズボンの股間に手を導いた。軽く握り締めて、妻はその硬さに微笑んだ。
「で、何時ごろ家に着いたの?」
「4時過ぎだったかな。ビールを飲んでたら眠くなって、そのまま寝ちゃったよ。そっちは、何時ごろ帰って来たんだ?」

「むかし教えていた生徒さんに誘われて、カラオケに行ってね、帰って来たのが夜の9時頃だったかな」
「ふーん。でも、そんな事、言ってなかったよね」
「・・・急に電話があったのよ。あなたが出た金曜日の昼頃に・・・」

 話の辻褄は合っている。しかし、あのデニムのミニスカと、シミ付きのTバックショーツは何だろう。あんな格好で、友人とカラオケに行ったのか? 私は納得できないものを感じた。

 そして、子どもは本人が実家に泊まりたがったので、残して来たと言う。同年の従兄弟と、テレビゲームで遊ぶらしい。
「そうか、じゃあ夫婦水入らずで、思い切りできるなぁ」
 そう言いながら、再び妻の体を抱き寄せて、唇を奪った。




 妻が本当はどこに行って、いつ帰って来たのか。その事がとても気になりながら、一方では妻を犯したいという衝動が、下腹部を突き上げて来た。こいつをよがらせたい。イキ顔を晒させて、自分の女だという自信を得たい。

 いつもより欲望を強く感じるのは、妻の側から求めて来たというのもあるだろう。彼女は既に全裸になって、毛布にくるまって私に抱かれるを待っている。暖房がよく効いた部屋の中で、二つの瞳がこちらをじっと見つめている。

 だが、それだけではない。理恵さんの裸を見て、彼女を辱めたのは事実。それを妻と交わることで、一番愛しているのはお前だと、納得したい気持ちもある。いくら高岡が公認しているからといっても、それは妻とは何の関係もない話なのだから。

「舐めてくれる?」
 私はベッドの端に浅く腰掛け、パジャマの下とパンツを脱ぐと、妻の耳元でそう囁いた。下腹にくっつく程に反り返ったイチモツは、妻の愛撫を期待してもう硬くなっている。

 蛍光燈も豆電球もついていない。だが、闇に目が慣れたのと、次第に白み始めている外からの明かりで、顔や体は割にはっきり見える。いつになく積極的な彼女は、私の頬に軽く触れた唇を、そのままそそり勃ったモノに寄せてきた。

 根元から先っぽに向けて、唾液をたっぷりと含んだ舌が何度も上下する。それだけで、私のものはピクピクと反応を始める。その動きを見ながら、焦らすように玉袋のひとつを柔らかく口に含み、舌の上で転がすように愛撫してくれる。

 妻は、もともとフェラチオが嫌いではないようだ。他の女性をほとんど知らないので、実は比較しようがないのだが、二人でするセックスでは、半分以上の時間を口でしてくれている。結婚十年以上の夫婦としては、嫌がらずにする方だと思う。

 口を性器に見立て、強引にピストン運動をするというのは征服感を満足させる点ではいいが、こうして女のさせるに任せるのも、また違った快感がある。私は腰の後ろに片手をつき、もう一方の手で妻の髪を掻きあげて、その横顔を見下ろす。

 キン○マを口で愛撫してくれるのは、私にとってはフェラチオされるよりも、精神的に満たされるものが大きい。つるんとしたペニスに比べて、睾丸には陰毛も生えていれば、皺々でもある。その汚なげなものを、口に含んでくれているという感動。

 男性ならわかるように、この袋は少し強く吸われるだけでも、かなり痛い。妻は、それを口腔全体でふんわりとくるみ込み、舌の真ん中を袋の表面にねっとりと押しつけてくる。唾液たっぷりの口の中でこれをしてもらうと、蕩けてしまいそうな心地よさがある。

 妻は正座の姿勢から上半身を前に倒して、私の股間に顔を埋めている。下肢を中途半端に覆っている毛布をどけると、丸みを持った腰つきが露わになる。思わず、高岡夫人のきゅっと引き締まったヒップを頭に浮かべてしまう。

 理恵さんの若々しい体型に比べ、妻の体は歳相応に脂の乗った体つきだ。太ってはいないが、かと言ってスマートと表現するのも無理がある。しかし、妻の大きめの尻をじっと見つめていると、それが愛らしく感じられてくる。

 妻の舌が、再び竿をゆるゆると登ってゆく。それが裏スジを何度か舐め上げ、先端に辿り着いて、伸ばした舌先が尿道口に触れると、新たな歓びが心に満ちてくる。

 先ほど小便をした後で、私は普段通りに先っぽを振ってしずくを払い、トランクスの中に収めた。わざわざ濡れタオルで拭いたりはしていない。そのペニスを汚いものとして扱わず、ためらいなく舌で舐めてくれる。それが私には、たまらなく嬉しい。




 カーテンの閉じられていない窓。その外縁近くを、白く結露している部分が取り巻いている。それに対して、真ん中辺りのガラスは透明なままで、日の出に向けて徐々に明るくなってゆく外の様子が見える。

 いつもなら、トイレに行った私を待っている間に、妻は窓にレースのカーテンを引いただろうに、今朝はどうしてだか、それを気にする様子がない。冬の早朝だ。誰かに見られる確率は、かなり低いには違いないのだが。

 しかし、もしも誰かに見られてしまったらと考えると、心がわななく。私はベッドの上に仰向けになる。フェラを続ける妻の尻を上に突き出させて、四つんばいになった両ひざの間に自分の体を入れた。女性器を真下から見上げることになる。

 考えてみれば、このシックスナインという体位。女陰ばかりか、肛門までが目の前にある。女性はそれらを間近に凝視され、思うさま舐められ、いじられる。男は、好きな女が無防備な姿を自分に晒してくれること、その事自体に感じるのだ。

 じわじわと明るさを増して来る光の中で、妻のそれは、いつもより赤みが濃く、充血しているように見えた。陰唇はふっくらと膨らんでいる感じで、クリトリスが包皮から端っこを覗かせている。ドキンと胸が高鳴った。

 前回、妻と交わったのが二週間ほど前。その時は、こんな風にいきなり剥けてはいなかった気がする。豆電球の光の中だったし、隠し撮りもそんなにアップでは写っていないので確信はないが、そう思ってみると、かなり様子が違って見えてくる。

 なかなかそこに触れようとしないのに焦れたのか、妻はひざを開き腰を落として、自分の性器を私の顔にくっつけて来た。その間も、指で玉袋をなでさすり、肉茎をねぶり続けるのをやめない。

 私は、押しつけて来られた女性器に、舌を這わせる。
「あぁ・・・ぅうん・・・」
 もう出来上がっているという感じの吐息。最初の愛撫なのに、妻は何に対して興奮しているのだろうか。胸がざわめく。

 指で剥き出した肉芽を、刷毛のような動きで丹念に舐めまわす。別の手の指を牝穴に二本挿し込み、ぐりぐりと回転させる。
「うっ、うぅぅ・・・いい・・・」
 熟した女が生々しく悦びを表現する、その声音の艶やかさ。

 いつもは焦れるほどスローペースな愛撫を好む妻だが、本人の言うように嫉妬のためか、早くして欲しいというのが伝わってくる。その証拠に、蜜壷の中は熱く、こんこんと湧き出すとろみのある液体で、指が卑猥な水音を立てている。




「そんなにいいのか?」
「うん・・・感じる。あそこの中も舐めて、お願い」
 私は陰唇の脇に指を当て、目いっぱいヴァギナを両側に開いた。できるだけ奥の膣壁に、尖らせた舌を届かせるようにする。女陰特有の匂い、そして妻の愛液の味。

 腰を落としてくれてはいるものの、奥まで舐めるその愛撫を続けるには、首をもたげるしかない。私は、毛布の端を枕代わりに丸めて、自分の頭の下に挟み込んだ。そして再び舌を伸ばしながら、目の前にあるアヌスを観察する。

 妻とここで交わったことは、私にはまだない。しかし、唾液をつけた指で軽くさわったり、舌先で菊座の中心を奥に向けて丹念に舐めてやると、反応よく感じてくれていた。その肛門が、普段より柔らかくなっている。

 口が開いていて、中まで見えるというのとは違う。そうではなく、緩んではキュッとすぼまるいつもの動きがない。いや、あるにはあるが、すぼまってもいつもの緩んだ時くらいなのだ。弛緩すると、よりだらしない印象になる。

 妻は陰茎をすっぽりと咥え、根元まで呑み込んでは吐き出してくれているのだろう。生温かい口の内側の感触が、ペニスを刺激する。そして、勃起で剥けた皮と亀頭の間を、ぐるりと舌先が這ってゆく。ゆっくりと二周、三周・・・。

 さっきから胸の高鳴りが収まらない。性器の充血と溶け出した蜜は、妻が自分で慰めていて、我慢できずに私を襲いに来たと考えれば、わからないではない。しかし、この誰かの手でほぐされたような肛門のありさまは、一体何だろう。

 私は、膣から会陰をたどって、妻の肛門に舌を這わせた。
「あふぅ・・・ふぐぅ・・・」
 皺の間まで舌を挿し込んでやると、妻のため息にさらに艶っぽくなる。膣内に指を埋め、同じ手の小指で陰核を軽く刺激する。

「ここ、今日はなんか柔らかくない?」
 一瞬、妻の口と腰の動きが止まった気がした。
「あ、あんまりお通じがないから、お風呂の前に浣腸しちゃった」
 妻は便秘症で、薬箱にイチジク型の白いのを見た記憶がある。

「でも、汚くないよ。出した後でちゃんと石鹸で洗ったし」
 さっき見た時、浴室のタイルは乾いていた。昨夜して、入浴して、寝たってことか? 確かに浣腸で、一時的に肛門はかなり緩くなるらしい。しかし、数時間経ってもそのままなのだろうか?




 ひとつひとつの疑問には、それなりの説明がなされる。しかし、全体がある方向を指し示しているような気がする。不倫 ―― まさか自分の妻に限って。知らぬは亭主である自分だけなのか。心臓のテンポが次第に高まる。息苦しい。

 他の男に抱かれたのか? 狂おしいまでの愛しさが湧き上がってきた。いや、それだけではない。激しい嫉妬と、やり場のない怒り。それらの激情を、本当にそうだったかはわからないという思いが、何とか静めようとする。

 四つんばいの姿勢で、円を描くように打ち振られる裸の尻。それを、男の手が逃げないようにがっしりとつかんだのか。目の前で開き切ったこの女陰に、他人の男根が深々と挿入される。その姿を想像すると、異様な興奮が私の内側から湧き上がる。

 結婚前に、どうだったかはわからない。でも、今は私だけだと安心していた。裸を見せるのも、セックスをするのも。もしかして、男に浣腸されて、排泄する姿まで見られて・・・。もし、そんな事をされていたら、どうすればいいのだろう。

「うぅ・・・そこぉ・・・」
 菊座を舐めまわす私の舌の動きに反応して、妻の腰がびくんと動く。いったん唇を離した。ほころんだその窪みに、人差し指をあてがう。ずぶずぶと指を咥え込んでゆく妻の尻穴。

 ここでも、男のモノを受け止めたのだろうか。私の妄想は止まらない。こんな指じゃなくて、もっと太い肉棒でえぐられて。
「そんな奥まで・・・、ああぅ・・・」
 入るに任せて、第二関節までが穴の中に消えていた。

「本当に、何も・・・」
 なかったのか、と続けようとして、言葉を飲み込む。確証はない。自分も理恵さんに、似た行為をしたという負い目もある。喘ぎ声にかき消されたか、妻は私の呟きに気づかなかった様子だ。

 尻穴を指でふさいだまま、もう片方の手の中指を膣に突っ込み、中をこね回す。薄い肉壁を挟んで、二本の指がお互いのありかを探り当てる。その不思議な感触。

「あうっ・・・ああうっ・・・」
 いつもは深く入れると妻が痛がるので、表面のひだを舌で舐めたり、入り口付近を指で刺激するだけだった。それが、こんな深さまですんなり入った上に、二穴責めにも感じている。

 高岡も、理恵さんのここに指を埋めて嬲っていた。嫌だと言いながら、ローターを菊座に埋められて、よがり泣いていた理恵さん。妻も、ここが好きなのか? しかし、その性感を開発したのは、私ではない。過去の男たちの誰かだ。それとも、現在のか?

 妻は、繰り返し私のモノを根元まで呑み込み、舌を絡ませてくる。そこから、筒の側面をすぼめた唇で押し包むようにしつつ、カリの手前までをゆっくりと吐き出す。先っぽだけを咥えた状態で、舌が尿道口をまったりと刺激してくれる。

 前後の穴の指をそのままに、首をもたげて肉芽に舌を這わせる。
「んぐっ・・・ぐうぅ・・・」
 唇をきつく引き締め、しゃにむに首を振りたくる妻。体の内側から噴き上がる吐息に、その鼻息が荒くなる。

 夜明けまでには、まだ時間がある。しかし、闇に慣れた目には空がずいぶんと明るく映る。持ち上げていた首を降ろして、頭上の窓に目をやる。道路の向こう並んだベランダに、人影はない。しかし、早い人はそろそろ起き出してもおかしくない。




 それにしても、妻は本当に抱かれてきたのか? 今、ここでそれを問いただし、自分も高岡の家で起きたことをしゃべろうか。そうしたら、どんなにすっきりするだろう。その誘惑を意識する一方で、それだけでは済まない何かを感じる。

 私は、妻の何を知っているのだろう。出会ってから十年と少し。それ以前については、本人が話してくれた事だけ。嘘はついていないかも知れないが、自分に不都合な過去はしゃべっていないに違いない。私も、妻に言っていないことはいくつもある。

 結婚してからも、ずっと一緒にいる訳ではもちろんない。私が仕事に行っている間、妻が家で何をして誰に会い、パート先でどんなことがあったか、それも基本的には本人の話だけが情報源だ。これは、世の多くの夫婦がそうだろう。

 寝る前に口ずさんだ「峠の我が家」の歌詞が、頭に浮かぶ。
「悲しみも 憂いもなき 微笑みのわが家・・・」
 西部開拓時代、男たちは逞しく、自分の妻や恋人を、その大きな背中の後ろにかばってやっていたに違いない。

 妻を高岡に抱かせる。普通はその事だけで、夫婦仲が壊れるには十分だろう。最愛の女性を、自ら他の男の慰み者として差し出す。愛しているなら、できるはずのない事を、私はしようとしている。大切な人を辱め、危険に晒そうとしている。

 もし、妻が浮気をしているなら、それをタテにとって、私と理恵さんの関係、そして高岡とのセックスを受け入れさせる。そう考える狡さも、私にはある。しかし、そんな形で強要して、悦びが得れるのだろうか、私も、そして妻も。

「ぁああぅ・・・いい、いいのぉ」
 蜜壷の底から湧き出してくる、妻の愛液の味。挿入された指を、きゅきゅっと締めつける括約筋の小気味よい収縮。それらをさっきまで味わっていた男が、本当にいるのだろうか?




 私は、前後の穴から指をゆっくりと引き抜くと、肘で自分の体を支えて、妻の股の間から抜け出した。名残惜しいのか、妻の唇が私の股間のモノを追いかけて来ようとする。その淫らさを、いつものように素直に喜べなくなっている自分を感じる。

「ほら、起きて、こっちを向いて」
 妻を、窓と平行な向きに正座させ、その前に立ちはだかる。反り返ったペニスと、下に垂れた玉袋を鼻先に突きつけられ、一瞬とまどったように見えたが、すぐ嬉しげに唇をすり寄せてくる。

 先程は、感触だけで楽しんでいた妻のフェラチオを、今度は目でも存分に楽しむ。首を前後に振ると、頬にかかった髪が邪魔になる。手を伸ばし、窓側だけを耳に掛けてやり、後ろ頭を持ってのど奥まで肉棒を押し込む。

 キン○マをゆるゆると揉んでいた手が、会陰部を軽くなでる。そして、尻の外側から回したもう一方の手が、私の肛門を探り当て、冷たい指先が軽いタッチで、出口付近を揉んでくれ始める。

『他の男にも、してやってるのか。そいつに教え込まれたのか?』
 口に出して問いただしたいが、怖くてできない。その通りよと答えられたら、私は妻をどうしてしまうかわからない。殴るだろうか。それとも、首を絞めるだろうか。

 してくれとは、かつて要求したことのないアヌスへの愛撫。それが私に不審がられるとは、妻は考えないのだろうか。裏スジに舌を這わせながら、指がその周辺を怪しげに這い回る。

「気持ちいい?」
 上目遣いに私の顔を見上げ、妻が低い声で問い掛けてくる。その視線が、ちらと窓の方に流れる。私もつられて、そちらを見やる。幸い、向かいの二つのマンションに、まだ人が起きて来ている気配はない。

「うん、もっと舐めてくれ。自分でアソコもさわってごらん」
 普段からはイメージできない、蠱惑的なまなざし。妻も窓の外が明るくなってゆくのに、とっくに気づいている。なのに、カーテンを閉じようとしない。

 妻を晒し者にしたいという欲望に、嫉妬と怒りが絡みついている。一方で、そんな事はどうでもいい、この可愛い女を自分の背中でかくまってやりたい、という保護欲が胸を満たす。二つに共通するのは、妻を自分のものにしたいという強い想いだ。

 唾液と唇がたてるクチュクチュという音が、私の耳にも届く。ペニスから外した手で、妻は女の花園をまさぐる。私が知っているはずの彼女とは、別人のような淫らな振る舞い。頭が痺れたようになって、私は自分が傷ついているのかすら、よくわからずにいた。




 妻の体と性技が、不倫を物語っている? それとも、単なる思い過ごしなのか。この続きは、「見知らぬ妻(3)」でお楽しみください。  




このストーリーはフィクションです。 のぞき、盗撮は犯罪です。絶対に真似をしないでください。