官能小説 家庭内盗撮の妄想

官能小説

 

見知らぬ妻(7)

― 淫語で中出しおねだり ―



 アクメの嵐が過ぎ去り、ぐったりと弛緩した妻の体を、私は毛布の上に横たえた。立ち上がって、その姿を見下ろす。秘部に突き刺されたバイブレーターが、余韻を貪るかのような淫靡な動きで、少し間を置いてはビクンビクンと首振りを繰り返している。

「・・・ぁはぁん・・・」
 剥き出しの股間を冬の外気に晒したまま、妻は深い吐息をついた。耳たぶまで紅く染まった横顔に、色濃くにじむ女の恥じらい。小ぶりな胸の隆起から、まろみを帯びた下腹へ。その曲線が呼吸に合わせて上下するのが、いかにも荒淫の果てという趣きで生々しい。

 誰か他の男の手で、露出の快楽を教え込まれたのは間違いない。その時、どんな羞恥プレイを受けたのか。ひざのネクタイを解き、物干し竿から自由にする。足首はそのまま。頬を軽く叩くと、半ば意識を失ったように見えた妻が、薄っすらとまぶたを開いた。

「お願い、もう許して・・・」
 透明な唾液が、半開きの唇の縁からとろりと垂れている。
「良かったんだろ? 腰を振りまくってたじゃないか」
 固定したテープを外し、女陰深くに埋め込んだバイブを抜く。湯気を立てているその淫具を、妻の目の前にかざした。

 背けようとする視線の先に、川の上流に架かった橋がある。肌けられた上半身が、そこを渡る人たちに見られていると気づいたのだろう。後ろ手に縛られた両腕が、体の下でもどかしげに動く。
「ね、お願い・・・続きは、部屋の中でして・・・うぅっ!」

 女体が小刻みに震えている。寒いのだ。ベランダで徹底的に嬲りたいと思う一方で、妻の体を案じる気持ちも少なからずある。焦ることはない。夕方までに、子どもを迎えに行けばいいんだ。だが、私にはもう一つだけ、ベランダでやっておきたい事があった。




「ああ、中に入ろう。別に、風邪を引かせたいわけじゃないから」
 首元までめくれたトレーナーを、手で元に戻してやる。背中を支えてやりながら、妻をその場に立ち上がらせた。両足首は1メートル近く開いた状態で、物干し竿に固定されたままだ。

 引き締まった尻肉のあわいから、細いコードが伸びている。それにぶら下がったローターのコントローラーが、ひざの間でぶらぶらと揺れている。まるで尻尾のようなそれを手で持ち上げ、背中で結んだエプロンの紐に絡ませて固定した。

 下手に逆らえば、この場に置き去りにされかねない。それを恐れてか、妻は素直に私の誘導に従った。即席のついたてが前に立てられた今の状態では、それに寄り添った方が剥き出しの下半身を見られずに済む。よちよち歩きの要領で、妻は前に進んだ。

 何をされるのか、怯えを宿した瞳をこちらに向けてくる。
「冷えて、催してるんだろ? 俺が起きてから一度もしてないし」
 下腹に手を伸ばし、ぐいと圧迫してやる。私の言葉が何を意味しているか気づいて、妻は激しくかぶりを振った。

 先ほどバスルームから持ち出しておいた洗面器を、股間の真下に置く。物干し竿が邪魔なので、尻を心持ち後ろに突き出させた。三脚から外したビデオカメラを、プランター二つとコンクリート・ブロックで床に固定する。剥き出しの股間を狙う角度に調整し、録画を始める。

 妻は抗議しても無駄だと思っているのか、ビデオやデジカメについては、もう何も言わない。道行く人たちに気づかれるのだけが、心底恐ろしいと感じるているのだろう。しきりと左右二つの橋の辺りと川向こうの街並みに、落ち着かない視線を送っている。

「そんな・・・ここでだなんて・・・。お願い、早く部屋の中に・・・」
 涸れ果てたかにみえた涙が、その頬をついとこぼれ落ちた。
「ぐずぐずしてると、今度こそ誰かに見つかるぞ。早くしろったら」
 半ば本気で苛立ちつつ、妻の白い尻を叩き、その奥の秘苑を探る。

 ローターのスイッチは、ずっと入ったままだ。とろみを帯びた淫汁が、蜜壷からあふれている。それを菊穴に入念にまぶし、指を捻じ込んで中を探る。第二関節まで埋めると、ローターの振動が確認できた。きゅきゅっと締めつけてくるアヌス独特の感触がたまらない。

「・・・いやっ・・・そこはイヤだったら・・・お願い・・・」
 拒絶の言葉こそ口にするものの、決して痛がってはいない。
「嘘つけ、感じてるくせに。もう少し、強くしてやろうか」
 目盛りを強の方に動かしてやると、妻の腰のうねりが激しくなる。

「・・・ああっ・・・いゃん・・・」
 かすれ声に、はっきりと甘えが混じる。秘めやかな排泄器官への愛撫に恥じらう姿が、男の獣欲を刺激する。私のもう片方の手は、妻の柔らかな下腹を規則正しく押し込んでいる。

「溜まってるんだろ。ここでしちゃえよ。気持ちいいから」
 耳元に唇を寄せ、囁き声でそう誘いかける。
「ぅうっ・・・どうして・・・どうして、こんな事を・・・」
「お前のすべてを、この目で見たいから・・・他に理由なんかない」

 妻に対して、私以外の男が何をどこまでしているのか、疑えばきりがない。心の奥に深く根を張った猜疑心が、私を容赦のない羞恥プレイへと掻き立ててゆく。その男に犯されている時と同じように、俺にもその恥知らずな本性を見せてみろ。

 淫汁をまぶした指で、肛門を浅く深くえぐる。その愛撫をねだるように、尻を後ろに突き出して来る妻。ローターの振動が、腸壁越しに膀胱に伝わり、体内から尿意を促しているのは間違いない。
「ケツの穴でこんなに感じるなんて、少しも知らなかったよ」

 冷静な口調で言ったつもりだったが、声は悔しさに震えていた。つまみを捻り、ローターの振動をもう一段強くしてやる。先ほど何度となく登りつめた後だというのに、妻はアヌスへの刺激だけで、またしても高みに駆け上がろうとしている。

「またイクのか? でも、出すものを出さないと終わらないぞ」
 許してなどやるものか。言葉にこもった冷たい怒りが、妻の表情をこわばらせる。嬲ってくる相手は、見知らぬ暴漢などではない。本来なら自分を守ってくれる筈の、夫その人なのだ。

「・・・お願い・・・ここじゃイヤ。トイレに行かせて! お願いです」
「ダメだ。俺の目の前でするんだ。でないと、これをどけてやる」
 もう待てないという素振りで、ついたてに手を掛ける。狼狽する妻。これを取り去ってしまえば、その下半身は完全に丸見えになる。

「・・・あなた、そんなに私を、外で晒し者にしたいのなら・・・」
 うつむいて羞恥に耐えていた妻が、決意の表情を私に向けた。
「知っている人の誰もいない、どこか遠くへ連れて行って。ここで見られたら、あの子だってご近所に何と言われるか・・・」

 私は大きく息を吐いた。ついに妻自身に、この望みを口にさせることができた。彼女を見初めたあのダンス公演の夜から、この願いを言わせるのを、どれほど夢見てきたことだろう。長かった十数年の時。そして、わずか数時間のあまりに急激な展開。

「わかった。部屋の中に入ろう。でも、その言葉、忘れるなよ」
 言質を取ろうとする私に、妻は辛さをかみ締めるようにうなずく。淑女のペルソナの裏に、淫らな期待が仄見えるように感じたのは、私の願望がもたらした錯覚だったのだろうか。




 尻たぼから指を引き抜き、かがみ込んで足首の洗濯用ロープを解く。妻はすぐに、ぴったりと太ももを閉じた。私は手のひらで、下腹部への絶え間ない圧迫を続ける。外気による冷えも手伝い、次第に尿意が差し迫ってくるのか、全身を小刻みに震わせている。

 ビデオカメラとデジカメを、足元から拾い上げた。後ろ手に縛った手首はそのままに、サッシ戸を開けてリビングに戻る。部屋に満ちた空気は暖かく、こわばっていた体の緊張がほっと緩むのがわかる。

 妻は小走りに廊下へ抜け、トイレのドアの前で足を止めた。その裸の尻を、脱衣所に向けてぐいと押しやる。
「今日はこっちでするんだ。ほら、さっさと奥に行けよ」
 再び全身に緊張をみなぎらせ、妻は浴室に入ることを拒んだ。

 あれだけ恥を晒しながら、まだ素直に言う事を聞けないのか。
「じゃあベランダに戻って、ついたてなしで大股開きするか?」
 鈍い怒りを声に込め、肩をつかんでリビングの方に引っ張る。妻は両脚を突っ張って、何とか廊下側に後すざりしようとする。

「・・・それだけは許して・・・あなた、ごめんなさい・・・」
 涙ながらに哀願する、その表情のいとおしさ。バスルームに連れ込んだ妻の片脚を上げさせ、足裏でバスタブの縁を踏ませる。ローターはアヌスに突っ込まれたまま、淫らな刺激を与え伝えている。

「すごい濡れ方じゃないか。お前、そんなにケツの穴がいいのか」
 媚肉のあわいを掻き広げる。潤んだ肉ひだが指を呑み込んでゆく。蜜壷を掻き回せば、扇情的な牝の匂いがつんと鼻腔を突く。
「ああっ・・・あなた。もう、許して・・・お願いだからトイレに」

 どうして分かってくれないんだ ── 絶望の表情を演技してみせながら、カメラのシャッターを素早く切る。二度三度、焚かれたフラッシュの中で、妻の蕩け切った陰部が内蔵メモリに写し取られてゆく。
「ほら、したいんだろ。早く出せよ。しっかり撮ってやるから」

 エプロンを取り去る。トレーナーを捲り上げ、露出した乳房を入れて一枚撮った。それを頭から脱がせ、後ろ手に括られた手首近くまで引き下ろす。丸裸になった体の前面をもう一枚。その間も、下腹部への圧迫は意地悪く続けている。
「お願いだよ。見たいんだ、お前の恥ずかしがる姿を」

 背けようとする顔を、脅したり好かしたりしながら、こちらに向けさせる。ひとしきり撮り終えた後で、右手をビデオカメラに持ち換えた。
「・・・私が・・・するところを見ても、嫌いにならない?」
 諦めと吐息が入り混じった、切なげな涙声。

「なるわけないだろ。ありのままのお前の全てが好きなんだから」
 半分は本当。でも、半分は嘘。そう、『する』の意味が問題だ。目の前で他の男に犯され、よがる妻を愛せるのか、そこまでの自信はないことに気づく。だが、今はそれを口にする時ではない。

「ほら、ちゃんとカメラを見てごらん。もっと体を楽にして」
 尻の後ろから回した左手を股間に這わせ、陰唇の脇を左右に引っ張る。尿道口がくっきりと露出する。斜め下から見上げる絶好のアングル。股間の向こうに、紅潮した妻の顔を捉えている。

「・・・あはぁ・・・も、もう・・・出ちゃう、いやぁ!」
 我慢の限界を超えたのか、それとも痴態を晒す覚悟を決めたのか、下腹が波打ったかと思うと、不意に黄金色のしずくが落ちて来た。白いプラスチックの床を叩く水音が、次第に大きくなってゆく。

 カメラ側面の小さな液晶画面の中、薄めの陰毛に覆われた恥丘の下で、ばっくりと開いた大陰唇。膣口の少し上、濃いピンクの真ん中辺りから、しぶきが勢いよく噴出していた。必死で隠そうとする排泄行為を視姦する。その嗜虐の快感が、私の呼吸を荒くしてゆく。

「・・・いやっ、撮らないで・・・お願いだから・・・」
 妻は熱にうなされたように呟き続ける。情交ならば、ともに我を忘れてのめり込める。だが、今は観察されるだけ。私がからかった通りに、ずいぶん溜めていたに違いない。勢いはなかなか衰えない。

「カメラに顔を向けるんだよ。いいから、こっちを見ろったら!」
 私の苛ついた声に、涙をためた瞳がレンズを見つめる。ようやく終わりに近づいたのか、黄金色の水流が細くなってゆく。液晶モニタの中の妻の顔に、安堵とも陶酔ともつかぬ表情が浮かんだ。




 妻の体は、芯まで冷え切っていた。手首の縛めを解いて抱きしめる。縛り方がきつすぎたのか、手が思うように動かないらしい。ローターを肛門から抜き取り、足元に溜まった羞恥の残滓をシャワーで洗い流す。バスタブに熱めのお湯を張り、体全体を温めてやる。

 ベランダでの露出プレイを、通行人に気づかれたのではないか。それを心配してか、妻の表情は硬い。確かに見られた可能性はある。だが、自宅での露出は、おそらくこれが最後になる筈だ。妻自身が望んだ通りに、遠くに出かけて露出願望を満たせばいい。

 寒いこの季節、体への負担を考えると無理はできないが、とにかく今日の夕方までに、私が妻に何を望んでいるかを、その心に刻みつけておきたい。表面的な感情の揺らぎはともかく、心の深層では妻もそうされることが悦びではないのか。その期待が私にはあった。

 妻のあられもない姿を目の当たりにし、撮影もできた。永年の念願のひとつを叶えた今、その画像でどうしてもしたい事があった。
「ごめんな、寒い思いをさせて。もうベランダには出さないから」
 うなずく妻は全裸。その肩を抱き、自分の部屋に連れ込んだ。

 デスクの前の椅子に座り、パソコンを起動した。ズボンを下ろし、先ほどから勃ち通しの股間を示すと、妻は目を伏せて怒張に唇を寄せて来る。次々と羞恥プレイを仕掛けてくる夫を、それでも素直に愛撫しようとするのは、やはり不倫の負い目からなのかと勘ぐってしまう。

 デジカメをパソコンに接続し、画像データをハードディスクに吸い上げる。夢の中で過ごしたかのような2時間半。だが、画面にくっきりと映し出された写真も、いきり立つ男根に添えられた唇の感触も、確かにこれが夢ではないことを物語っている。

 画面から視線を外す。妻は、開いた私の脚の間にひざまずいている。透明な先走りを、妻の舌が包み込むように舐め取り、濡れた唇が亀頭をすっぽりと含む。そのまま顔を沈めて、根元までゆっくりと口に含む。のど奥の温かさが、堪らなく心地よい。

 目を閉じてフェラチオに耽る妻。垂れかかる前髪を持ち上げ、その横顔を覗き込む。頬のフェラえくぼが愛らしい。絡みつく舌の感触を楽しみつつ、画像をいくつか選び出した。ベッドとベランダ、そして浴室。妻が股間を晒し、艶かしい表情であえいでいる写真だ。

「いやらしいなぁ、これ。アソコの奥まで丸見えじゃないか」
 液晶モニタを手前に移動させ、妻からも見えるようにしてやる。陰茎を舐め上げながら、妻は斜め上の画面を振り返った。
「・・・あぁん・・・恥ずかしい・・・」

 手足を括られ、剥き出しにされた前後の性器に、指を咥え込んでいる妻。川向こうに広がる街並みの手前で、大きく脚を開いた丸出しの下半身で立ち尽くす妻。そして、ベランダで毛布の上に仰向けにされ、ローターを尻の穴、バイブを蜜壷深くに捻じ込まれている妻。

 そして、その姿態以上に素晴らしいのは、性の愉悦をむさぼる切なげな表情だ。通常の交わりでも妻はよがり美人だが、羞恥に揉みくちゃにされればされるだけ、見違えるほど美しくなってゆく。
 もっと辱めたい。もっと多くの人に見せつけたい ── 心の奥に押し殺していた願望を、根こそぎ引きずり出されてゆくように感じる。

 妻が私の反り返った男根に、唾液をまぶし込んで来る。舌先がカリの縁をゆっくりと巡り、そのまま竿の付け根まで降りてゆく。蕩けそうなタッチで玉袋を口に含み、舌の腹であやす。男の性感を知り尽くした舌技。この女は、本当に私が知っているあの妻なのか。

 その股間への愛撫を堪能しつつ、いつも見に行く熟女系の画像掲示板を、ウェブ・ブラウザで開く。顔にモザイクが掛かっていない投稿画像を探す。インパクトの強い写真を見つくろい、あらかじめ何枚かを開いておいてから、妻の注意を再び画面に向けさせた。

「見てみろよ、この奥さん。これだけ顔がはっきり写ってれば、街ですれ違ったりしたら、絶対に本人だとわかるな」
 揶揄するような口調に、私がしたがっている事が何なのか、すぐに分かったのだろう。妻は表情を凍りつかせた。

「そうだよ。お前の写真を、このサイトで皆に見てもらうんだ」
 顔出し奥さんの画像の手前に、マウスで妻の写真を重ねる。朝の光の中で大胆に広げた股間、淫具を貪欲に咥え込む蜜壷、恥じらいと被虐の悦びが交錯する、よがり顔の何と美しいことだろう。

 普段の彼女からは想像も出来ない、蕩けきった表情だ。しかし、知人ならすぐに本人だと分かるに違いない。
「・・・嘘でしょう、あなた・・・そんな恐ろしい事・・・」
 大きく見開いた妻の瞳に、濃い恐怖の色が満ちて来る。

「なに照れてんだ。さっきあれだけ喜んでたくせに、よく言うよ」
 両ひざを床についた姿勢の妻。その股間に、素早く指を捻じ込む。言葉とは裏腹に、ヴァギナは濃厚な花蜜であふれ返っている。
「さっきよりも濡れてないか? 見られたいんだろ、本当は」

 太ももをまたがせるようにして、妻を強引に抱き上げる。マウスをつかんで画像を消そうするその手を、背中に捻り上げた。
「あ、そうか。また縛って欲しいんだ。その方が何倍も燃えるもんな」
「痛いっ・・・誰が、そんな・・・いやぁ・・・いやだったら・・・」

 怖れか、負い目か、それとも感じているからなのだろうか、抵抗はどこか弱々しかった。再び手ぬぐいで、両手首を一つに縛りつける。
「触れられてもないのに、こんなに濡らして・・・スケベだなぁ」
「・・・そんなこと、ないったら・・・あぁん、許して・・・」

 逃げようとするのを左手で抱きしめ、右手でマウスを動かして画像の加工を始める。アップ先は国内のサーバだ。無修正ではまずい。
「ずっと、お前を自慢したくてたまらなかったんだよ、ここで」
「だめぇ・・・そんな事されたら私、死んじゃうから・・・お願い・・・」

 涙をぽろぽろこぼしながら、妻が必死に許しを求めてくる。
「じゃ、この画像処理を終える前に、俺をイかせてごらん」
 椅子の高さをレバーで調節し、妻のかかとが床に届くようにする。
「それが出来たら、やめてやるよ。間に合わなきゃ、顔出し投稿だ」

 口調と態度から、本気でやりかねないとわかったのだろう。
「・・・あぁっ・・・言われた通りにします。だから手をほどいて・・・」
「ダメだ。そのままでするんだ。いいのか、もう1枚目が終わったぞ」
 範囲を選んでモザイクを掛けるだけ。そう時間はかからない。

 怯え切った視線をモニタに向けると、妻は腰を浮かせ、私のペニスを牝穴に導こうとする。しかし、腹にくっつくほど反り返った私のモノは、手を使わずには上手く咥え込めない。
「・・・あうぅ・・・お願い、入れてください・・・」

「どこに入れて欲しいんだ? 良くってたまらないケツの穴か?」
 意地悪く矛先を逸らしながら、奥の菊座をつついてやる。
「いやっ・・・そっちじゃなくて・・・ま、前にお願い・・・」
 髪を振り乱し、妻が求めてくる。腰をくねらせて巧みに先端を捉えたかと思うと、ぐいと腰を沈めて来た。




「んぁっ・・・あはぁん・・・」
 なんて艶めいた声を出すのだろう。いつもの妻からは想像もつかない淫声。カーテンを引いた部屋の中という安心感もあるに違いない。
「2枚目も完了。あと2枚なんて、すぐ終わるぞ。いいのか?」

 意地悪な物言いに、妻の表情が悲しげに歪む。良き伴侶である筈の夫に、家庭の安全を盾に取って責められる辛さ、情けなさ。
「・・・絶対に約束よ・・・先に出したら、やめてくれるのね?」
「ああ、わかってる。投稿はやめるさ、もしも出来たらだけどな」

 そっちじゃなくて、前にお願い ── 彼女は確かに、さっきそう言った。器具で責められただけでなく、アナルセックスの経験があるに違いない。ひょっとしたら、昨夜もなのか? 疑念に過ぎなかった事に証拠を突きつけられ、嫉妬の青い炎が燃え上がる。

 まさにピエロだな、俺は。愛妻を他の男に寝取られているのに気づかず、たまさか許される数少ないセックスを、盗撮して喜んでいた。その間に彼女は思うさま蹂躙され、その男好みの体に作り変えられていたのだ。知らなかったのは、このバカな亭主だけ。

「・・・あっ・・・あぁっ・・・早く、早くイッて、お願い・・・」
 後ろ手に縛られたまま、熟した腰を卑猥に振り続ける妻。
「もうすぐ最後の一枚だ。そんな上品な動きで、感じるわけないだろ」
 追い詰められた彼女は、先ほどから画面を振り向く余裕すらない。

「・・・どうすればいいの? どうしたらイってくれるの・・・ぅうっ」
 取り乱して泣くさまが、たまらなくいとおしい。晒してやる。間男のおこぼれにすがる夫という名の道化師、それが私だ。だが、それでも尚、私はこの女を愛さずにはいられない。

「どうして欲しいか、口に出してちゃんとお願いしてごらん」
 ブラウザで投稿フォームを開く。部分的にモザイク処理した画像を4枚、ダイアログで選択。右手だけで簡単なメッセージを入力する。
「あなた、お願い・・・あうぅ・・・私の中に、いっぱい出して・・・」

 怒張を呑み込んだ女陰が、きゅんと引き締まる。白く大きな妻の尻が、別の生き物のようにくいくいと淫らな舞を繰り返す。
「中って、どこだ? 出してもらう時の、おねだりのし方があるだろ?」
 私の頬に、唇を寄せてくる妻。吐く息が炎のように熱く激しい。

「あっ、はうっ・・・お願い、アソコの奥にください・・・」
「だから、アソコってどこだよ。ほら、言ってみろったら」
 何を求められているか、わかったのだろう。頬が朱に染まる。
「・・・あぁん・・・そんな恥知らずな言葉は、許して・・・」

 嫌われたくなくて、私はその卑語を要求したことはない。だが、妻は知っていた。他の男とのまぐわいで、何度も言わされたのだろうか。
「ちゃんと、おねだり出来るよな。そしたら、たっぷり出してやる」
 声に怒りがこもる。狂おしいまでの嫉妬が、体の中を駆け巡る。

 永く望みながら、遠慮と怖れから内に秘めてきた性の欲求。貞淑な筈の妻は、それらを別の男との間で既に経験していた。おめでたいピエロ、間抜けな道化師。なんと自分にふさわしい呼び名だろう。
 画像投稿は、本名ではしない。何かハンドルネームが必要だ。私は、思いついた名前をキーボードで入力した ── 「道化師」と。

「・・・お願い・・・お・・・お・・・だめ、言えないの・・・」
「早く言わないと、本気で顔出し写真をばら撒くぞ。いいのか?」
 恥じらう様子とは対照的に、腰のグラインドは激しさを増す。
「お・・・あぁん・・・お、おま○この奥に・・・あうっ」

 身も世もないという風情で泣き崩れつつ、妻はついにその四文字を口にした。私は苦々しい達成感を胸に、射精の態勢を整える。
「奥にどうして欲しいんだ? はっきり大きな声で言ってみろ」
「お、おま○この奥までぶち込んで、思い切り出して・・・お願いっ!」

 犯して欲しい、穢してくれと、何度その言葉で男にねだったのか。左手で尻を抱き、腰を真下から突き上げる。爆発寸前の怒張を、肉ひだがきゅきゅっと締めつけて来る。
「ああっ・・・いいっ、おま○こいいっ! いいのぉ・・・」
 何かが壊れたかのように、妻は淫らな言葉を続けざまに口走る。

 涙でぐしょぐしょに濡れた顔に、絶頂の光が射し込んでくる。
「奥の奥で受け止めろ・・・いいか・・・出すぞ!」
 どれだけ汚れていたとしても、こいつは俺の女だ。
 だから、俺の手で晒し者にする ── 射精の直前、私はマウスボタンをクリックし、妻の画像を送信した。

「ああっ! あなた、いいっ! もうイクっ・・・イックぅ!」
 肉竿を女壷全体で強く食い締めながら、妻がまず達した。眉をたわめたイキ顔の、この上ない美しさ。私は溜めに溜めた精を、憎しみと嫉妬とともに、妻の胎内に向け一気に解き放った。




 よそで教え込まれた淫語を、錯乱のあまりか、私に向かって口にした妻。嫉妬、憎しみ、疑惑、そして歪んだ愛情。この続きは、「見知らぬ妻(8)」でどうぞ。  




このストーリーはフィクションです。 のぞき、盗撮、猥褻物陳列は犯罪です。絶対に真似をしないでください。